乾貴士、ベティスデビュー戦で見えた今季の方向性と新たな役割!2シャドーの一角で出場!現地メディアは上々の評価
乾貴士がベティスで直面する熾烈な競争。新天地デビュー戦で見えた今季の方向性と現状
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180804-00010001-footballc-socc

今季からスペイン1部のベティスに移籍した日本代表MF乾貴士が、3日のプレシーズンマッチでデビューを飾った。昨季はリーグ6位に入り、4年ぶりのヨーロッパリーグ出場権を獲得したチームはどのような戦術で、乾にどんな役割が与えられるのか。2-0で勝利したボーンマス戦での戦いぶりから分析する。(文:舩木渉)
●乾、デビュー戦の出番は約20分間
日本代表MF乾貴士が、新天地ベティスで初めての実戦に臨んだ。現地時間3日に行われたボーンマスとのプレシーズンマッチに70分から途中出場して2-0の勝利に貢献。緑と白の縦縞をまとって新たな一歩を踏み出した。
出場時間が短かったこと、初めての試合であることも考慮すれば、乾のプレーを評価する段階にないことは明らかだ。しかし、この時点で確実に言えるのは、ベティスのチーム内での競争はポジション問わずエイバルよりも熾烈だということである。
キケ・セティエン監督は、ボーンマス戦で3バックを採用。この布陣自体は昨季の後半戦も多用していたので、今季も同様の路線を継続していくということだろう。
先発メンバーはGKに新加入のジョエル・ロブレス、3バックに右からアイッサ・マンディ、マルク・バルトラ、アリン・トシュカ。右ウィングバックにベテランのアントニオ・バラガンが入り、左ウィングバックは21歳の若手ジュニオル・フィリポが務める。
中盤の底にはレンタルから復帰したダルコ・ブラシャナツが入り、インサイドハーフにビクトル・カマラサと新加入のセルヒオ・カナーレス。10番のリヤド・ブデブズと9番のアントニオ・サナブリアが2トップ的に振る舞う布陣となった。
●充実するベティスの陣容。乾も厳しい競争の中へ
昨季は3-4-3がメインで採用され、ファビアン・ルイスとハビ・ガルシアが中盤の中央でコンビを組んだが、大ブレイクしたファビアンがナポリに引き抜かれてしまった。他の戦力流出は最小限で、補強は乾をはじめとして各ポジションに実力者をそろえたが、躍進を支えたカンテラーノの抜けた大きな穴をどう埋めるかが、今季のチーム作りの大きな肝になるだろう。
後半、時間とともに多くの選手が交代した。ボーンマス戦で出場時間の短かった乾らは、4日予定されているカーディフ・シティとのプレシーズンマッチで先発メンバーに入るということだろう。そして、70分過ぎからのメンバーの方が、リーグ戦で主力になるのではないか。
カナーレスとの交代でピッチに立った乾は、チームの大黒柱ホアキンとともに2シャドーのポジションに入った。1トップには昨季途中にBチームから抜擢され、一気にレギュラー格へと駆け上がったロレン・モロンが。そして乾らの後ろを、メキシコ代表のアンドレス・グアルダード、ポルトガル代表のウィリアン・カルバーリョ、ともにロシアワールドカップに出場した2人が支える。
ウィングバックも右にフランシス・ゲレーロ、左にクリスティアン・テージョと攻撃的で、3バックの中央にはセントラルMFが本職のハビ・ガルシアが入った。昨季後半戦をアキレス腱の負傷で棒に振ったズハイル・フェダルが完全復活を遂げて最終ラインに戻ってきたのも大きい。
多少の入れ替わりはあっても、今季はボーンマス戦の後半のメンバー・布陣が基本線になりそうで、乾のポジションはエイバル時代の左サイドから、より内側に立つ2シャドーの一角か。ここまでに述べてきた通り、ベティスの戦力は充実しており、レギュラーポジションは一切確約されていない。
スペインはトップチームの登録人数が25人、背番号1〜25までと決められている。そのうち1番、13番、25番はGKなので、フィールドプレーヤーに与えられる枠は22人分となる。乾は14番と決まっているので問題ないが、レンタル復帰組のトシュカやブラシャナツ、現状で昨季までと同じ26番以降を着けているフランシス、フィリポあたりも当然レギュラー争いに絡んでくるので、Bチーム登録のままではいたくないだろう。
●2シャドーの一角という新たな役割をいかに消化するか
十分に2つのチームを作れるだけの戦力を揃えた状態で、エイバルとは比べ物にならない競争にさらされる。それが群雄割拠のラ・リーガで昨季6位に躍進したベティスの現状であり、在籍する選手にとっての宿命でもある。
乾は2シャドーの左をメインに、隣のホアキンとのコンビネーションで相手ディフェンスを崩そうと試みるなど、新しい役割での動き方を習得しようとしている段階にある。エイバル時代のように左サイドでボールを持ったら迷わずドリブル突破に入れるような状況は少なく、デビュー戦の約20分間ではドリブルでの仕掛けをほとんど見せなかった。75分にはホアキンとスイッチして中央突破を試みてファウルをもらったが、そのような場面はエイバル時代に比べ明らかに少なかった。
ベティスは前半も後半も一貫して中盤の中央から細かいパスワークで相手の守備組織を引きつけ、十分に収縮したところでフリーか1対1の状況を作れるどちらかのサイドに大きく展開、そこを突破してゴールへ…という形をベースに持っている。
前半であればアンカーと2シャドー、2トップ、70分以降であれば2人のセントラルMFと2シャドー、1トップの5人が流動的に動きながら、縦方向に少ないタッチでボールを動かし続けることで相手の守備組織を揺さぶり、人とボールの動きのコンビネーションでバランスを崩そうとする。そこにオートマチックに絡めるようになれば、乾も自分の強みを生かせるタイミングを見出せるだろう。細かいコンビネーション自体は苦にしないはずだ。
昨季からチームを率いるキケ・セティエン監督は、華麗なパッシングフットボールをベティスに植えつけてヨーロッパリーグ出場権獲得に導いた。前半戦は大味な試合も多かったが、3バックの導入は守備力を飛躍的に向上させた。さらにウィングバックの攻撃的な振る舞い、中盤のパスコース増加などが功を奏して攻撃力もアップした。
今季は木曜日にヨーロッパリーグの試合をこなす週も増えるため、2チーム分の戦力が必要で、ローテーションの中で乾にも十分なプレータイムが与えられるはず。まずは1日も早くチームの戦術を理解し、ホアキンの相棒としての地位を確立したいところだ。
乾貴士、新天地ベティスで実戦デビュー。現地メディアでは上々の評価
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180804-00284115-footballc-socc
スペイン1部のベティスに加入した日本代表MF乾貴士は、現地時間3日に行われたボーンマスとの親善試合で実戦デビューを飾った。
乾は3年間在籍したエイバルを退団し、昨季リーガエスパニョーラ6位のベティスへ移籍。先月日本国内で入団会見を行い、その後スペインへ渡って新チームに合流していた。
プレシーズンの準備を進めているベティスは3日に行われた試合でプレミアリーグのボーンマスと対戦。乾はチームが1点リードで迎えた70分から交代出場し、ベティスで初の実戦を経験した。
20分あまりのプレーでゴールに絡むことはできなかった乾だが、軽快なパスワークに参加するプレーや、ペナルティーエリア手前でファウルを誘って相手にイエローカードが出る場面もあった。試合は後半アディショナルタイムにも1点を追加したベティスが2-0で勝利を収めている。
現地メディアでは、同じくこの試合でデビューしたポルトガル代表MFウィリアン・カルバーリョとともにまずまずの評価を得ている。『エスタディオ・デポルティボ』は「カルバーリョと乾が早くもベティスの選手として輝く」、『エル・デスマルケ』も両者が「クオリティーの片鱗を見せた」と伝えた。
英国遠征中のベティスは、現地時間4日にもプレミアリーグ昇格組のカーディフ・シティと対戦が予定されている。
Real Betis Balompie 乾貴士 part85
http://ikura.2ch.sc/test/read.cgi/football/1532787555/
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180804-00010001-footballc-socc

今季からスペイン1部のベティスに移籍した日本代表MF乾貴士が、3日のプレシーズンマッチでデビューを飾った。昨季はリーグ6位に入り、4年ぶりのヨーロッパリーグ出場権を獲得したチームはどのような戦術で、乾にどんな役割が与えられるのか。2-0で勝利したボーンマス戦での戦いぶりから分析する。(文:舩木渉)
●乾、デビュー戦の出番は約20分間
日本代表MF乾貴士が、新天地ベティスで初めての実戦に臨んだ。現地時間3日に行われたボーンマスとのプレシーズンマッチに70分から途中出場して2-0の勝利に貢献。緑と白の縦縞をまとって新たな一歩を踏み出した。
出場時間が短かったこと、初めての試合であることも考慮すれば、乾のプレーを評価する段階にないことは明らかだ。しかし、この時点で確実に言えるのは、ベティスのチーム内での競争はポジション問わずエイバルよりも熾烈だということである。
キケ・セティエン監督は、ボーンマス戦で3バックを採用。この布陣自体は昨季の後半戦も多用していたので、今季も同様の路線を継続していくということだろう。
先発メンバーはGKに新加入のジョエル・ロブレス、3バックに右からアイッサ・マンディ、マルク・バルトラ、アリン・トシュカ。右ウィングバックにベテランのアントニオ・バラガンが入り、左ウィングバックは21歳の若手ジュニオル・フィリポが務める。
中盤の底にはレンタルから復帰したダルコ・ブラシャナツが入り、インサイドハーフにビクトル・カマラサと新加入のセルヒオ・カナーレス。10番のリヤド・ブデブズと9番のアントニオ・サナブリアが2トップ的に振る舞う布陣となった。
●充実するベティスの陣容。乾も厳しい競争の中へ
昨季は3-4-3がメインで採用され、ファビアン・ルイスとハビ・ガルシアが中盤の中央でコンビを組んだが、大ブレイクしたファビアンがナポリに引き抜かれてしまった。他の戦力流出は最小限で、補強は乾をはじめとして各ポジションに実力者をそろえたが、躍進を支えたカンテラーノの抜けた大きな穴をどう埋めるかが、今季のチーム作りの大きな肝になるだろう。
後半、時間とともに多くの選手が交代した。ボーンマス戦で出場時間の短かった乾らは、4日予定されているカーディフ・シティとのプレシーズンマッチで先発メンバーに入るということだろう。そして、70分過ぎからのメンバーの方が、リーグ戦で主力になるのではないか。
カナーレスとの交代でピッチに立った乾は、チームの大黒柱ホアキンとともに2シャドーのポジションに入った。1トップには昨季途中にBチームから抜擢され、一気にレギュラー格へと駆け上がったロレン・モロンが。そして乾らの後ろを、メキシコ代表のアンドレス・グアルダード、ポルトガル代表のウィリアン・カルバーリョ、ともにロシアワールドカップに出場した2人が支える。
ウィングバックも右にフランシス・ゲレーロ、左にクリスティアン・テージョと攻撃的で、3バックの中央にはセントラルMFが本職のハビ・ガルシアが入った。昨季後半戦をアキレス腱の負傷で棒に振ったズハイル・フェダルが完全復活を遂げて最終ラインに戻ってきたのも大きい。
多少の入れ替わりはあっても、今季はボーンマス戦の後半のメンバー・布陣が基本線になりそうで、乾のポジションはエイバル時代の左サイドから、より内側に立つ2シャドーの一角か。ここまでに述べてきた通り、ベティスの戦力は充実しており、レギュラーポジションは一切確約されていない。
スペインはトップチームの登録人数が25人、背番号1〜25までと決められている。そのうち1番、13番、25番はGKなので、フィールドプレーヤーに与えられる枠は22人分となる。乾は14番と決まっているので問題ないが、レンタル復帰組のトシュカやブラシャナツ、現状で昨季までと同じ26番以降を着けているフランシス、フィリポあたりも当然レギュラー争いに絡んでくるので、Bチーム登録のままではいたくないだろう。
●2シャドーの一角という新たな役割をいかに消化するか
十分に2つのチームを作れるだけの戦力を揃えた状態で、エイバルとは比べ物にならない競争にさらされる。それが群雄割拠のラ・リーガで昨季6位に躍進したベティスの現状であり、在籍する選手にとっての宿命でもある。
乾は2シャドーの左をメインに、隣のホアキンとのコンビネーションで相手ディフェンスを崩そうと試みるなど、新しい役割での動き方を習得しようとしている段階にある。エイバル時代のように左サイドでボールを持ったら迷わずドリブル突破に入れるような状況は少なく、デビュー戦の約20分間ではドリブルでの仕掛けをほとんど見せなかった。75分にはホアキンとスイッチして中央突破を試みてファウルをもらったが、そのような場面はエイバル時代に比べ明らかに少なかった。
ベティスは前半も後半も一貫して中盤の中央から細かいパスワークで相手の守備組織を引きつけ、十分に収縮したところでフリーか1対1の状況を作れるどちらかのサイドに大きく展開、そこを突破してゴールへ…という形をベースに持っている。
前半であればアンカーと2シャドー、2トップ、70分以降であれば2人のセントラルMFと2シャドー、1トップの5人が流動的に動きながら、縦方向に少ないタッチでボールを動かし続けることで相手の守備組織を揺さぶり、人とボールの動きのコンビネーションでバランスを崩そうとする。そこにオートマチックに絡めるようになれば、乾も自分の強みを生かせるタイミングを見出せるだろう。細かいコンビネーション自体は苦にしないはずだ。
昨季からチームを率いるキケ・セティエン監督は、華麗なパッシングフットボールをベティスに植えつけてヨーロッパリーグ出場権獲得に導いた。前半戦は大味な試合も多かったが、3バックの導入は守備力を飛躍的に向上させた。さらにウィングバックの攻撃的な振る舞い、中盤のパスコース増加などが功を奏して攻撃力もアップした。
今季は木曜日にヨーロッパリーグの試合をこなす週も増えるため、2チーム分の戦力が必要で、ローテーションの中で乾にも十分なプレータイムが与えられるはず。まずは1日も早くチームの戦術を理解し、ホアキンの相棒としての地位を確立したいところだ。
乾貴士、新天地ベティスで実戦デビュー。現地メディアでは上々の評価
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180804-00284115-footballc-socc
スペイン1部のベティスに加入した日本代表MF乾貴士は、現地時間3日に行われたボーンマスとの親善試合で実戦デビューを飾った。
乾は3年間在籍したエイバルを退団し、昨季リーガエスパニョーラ6位のベティスへ移籍。先月日本国内で入団会見を行い、その後スペインへ渡って新チームに合流していた。
プレシーズンの準備を進めているベティスは3日に行われた試合でプレミアリーグのボーンマスと対戦。乾はチームが1点リードで迎えた70分から交代出場し、ベティスで初の実戦を経験した。
20分あまりのプレーでゴールに絡むことはできなかった乾だが、軽快なパスワークに参加するプレーや、ペナルティーエリア手前でファウルを誘って相手にイエローカードが出る場面もあった。試合は後半アディショナルタイムにも1点を追加したベティスが2-0で勝利を収めている。
現地メディアでは、同じくこの試合でデビューしたポルトガル代表MFウィリアン・カルバーリョとともにまずまずの評価を得ている。『エスタディオ・デポルティボ』は「カルバーリョと乾が早くもベティスの選手として輝く」、『エル・デスマルケ』も両者が「クオリティーの片鱗を見せた」と伝えた。
英国遠征中のベティスは、現地時間4日にもプレミアリーグ昇格組のカーディフ・シティと対戦が予定されている。
Real Betis Balompie 乾貴士 part85
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