浦和OB阿部勇樹氏、昨年のサポ暴動問題に「ダメなものはダメ…」シンポジウムで約14分間の悲痛な訴え
浦和OB阿部勇樹氏、サポ暴動問題に「ダメなものはダメ…」 シンポジウムで約14分間の悲痛な訴え
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3943b57eb6df669f429c03de3c09ff0fd498c48
J1浦和は16日、昨年8月の天皇杯4回戦・名古屋戦でサポーターが暴徒化した問題を受け、第三者委員会(東大名誉教授・武藤芳照委員長)による公開シンポジウムをさいたま市で行った。
昨年8月2日の天皇杯4回戦・名古屋戦(CS港、0●3)後、名古屋サポーターの挑発に激怒した浦和サポーター70人以上がフィールドへ飛び降り、相手サポーターや警備員に暴行し、横断幕や備品を損壊した。クラブと日本サッカー協会は、当該行為を行ったサポーターに入場禁止など処分。同協会の規律委員会は浦和に対して24年度天皇杯の参加資格をはく奪する処分を科した。
シンポジウムの後半には、指定発言者として浦和OBの阿部勇樹氏(浦和ユースコーチ)が参加。約14分間にわたり、今回の問題への悲痛な思いを訴えた。
阿部氏は冒頭、現役時代の2014年3月に差別的な横断幕が掲げられた問題で史上初の無観客試合が行われたことを振り返り「改めて常に多くのサポーターが戦ってくれる大きさを感じた」。今回の天皇杯参加資格はく奪処分について「選手の出場機会を考えると、選手にとってダメージは大きかった。サポーターにもダメージあったと思う」と語った。
アジア、世界に誇る浦和サポーターの存在の大きさを十分に理解した上で「子ども達がスタジアムで皆さんの素晴らしい応援、雰囲気に憧れて、『彼らのようになりたい、俺もレッズを応援したい』という子供たちに、本当に、俺たちのようにやってくれよという姿を見せられているのでしょうか」と問いかける場面も。その上で「1つのことでそういうことが失われてしまう。皆さんが一生懸命積み上げたものがなくなる、壊してしまうのは簡単だと思う。こういうことがあった後が大事だと思う」と、今後の再発防止策などの重要性を強調した。
クラブ側についても「こうなる前にもっとやれたことがあったと思う。今まで曖昧にしてた部分ではっきりNOと言えなかったのはクラブ側の責任だと、現役時代も感じていた」と言及。敗戦後にサポーターがチームバスを囲んだことにも触れ「ふがいない試合をすればサポーターの方が選手に伝える、ためこんだものを発散させる機会が必要だったかもしれない。意見を伝えたい、聞いてほしいという思いがなかなか実現できなかった。お互いに解決策を見つけられずに過ごしていたと思う」と振り返った。
ACLを3度制覇し、昨年はクラブW杯にも出場。浦和は熱狂的なサポーターとともに成長を遂げてきた。
阿部氏は「ACLを取った時など、1つになったのかなとも思ってます。でも、本当の意味でまだまだ1つになりきれていない部分があると思う」と言及。クラブ、サポーターが1つの方向に向かって進むことについて「難しいですよね…、だって多くの人がいるんだもん。だけど、良くなるという目標は絶対に忘れないでほしいと思う。ゴールや過程は違うと思うけど、皆さんが目指すもの、浦和レッズの姿はみんな一緒だと思うので、これからもサポーターの方とクラブと、ダメなものはダメ、仲間がミスしたら二度とミスが起きないようにサポートするのがチームプレーだと思う。浦和に関わる全ての方が1つになって、さらに大きくなるレッズを見られるのを、今は周りから見てますし、アカデミーでそういう選手が加われるようにサポートしていきたい。今後もレッズへのサポートをよろしくお願いします」。感極まりながら参加者へ訴え、会場から拍手が起こった。
◆風が語りかけます レッズ本スレ◆
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/wc/1708012661/
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3943b57eb6df669f429c03de3c09ff0fd498c48
J1浦和は16日、昨年8月の天皇杯4回戦・名古屋戦でサポーターが暴徒化した問題を受け、第三者委員会(東大名誉教授・武藤芳照委員長)による公開シンポジウムをさいたま市で行った。
昨年8月2日の天皇杯4回戦・名古屋戦(CS港、0●3)後、名古屋サポーターの挑発に激怒した浦和サポーター70人以上がフィールドへ飛び降り、相手サポーターや警備員に暴行し、横断幕や備品を損壊した。クラブと日本サッカー協会は、当該行為を行ったサポーターに入場禁止など処分。同協会の規律委員会は浦和に対して24年度天皇杯の参加資格をはく奪する処分を科した。
シンポジウムの後半には、指定発言者として浦和OBの阿部勇樹氏(浦和ユースコーチ)が参加。約14分間にわたり、今回の問題への悲痛な思いを訴えた。
阿部氏は冒頭、現役時代の2014年3月に差別的な横断幕が掲げられた問題で史上初の無観客試合が行われたことを振り返り「改めて常に多くのサポーターが戦ってくれる大きさを感じた」。今回の天皇杯参加資格はく奪処分について「選手の出場機会を考えると、選手にとってダメージは大きかった。サポーターにもダメージあったと思う」と語った。
アジア、世界に誇る浦和サポーターの存在の大きさを十分に理解した上で「子ども達がスタジアムで皆さんの素晴らしい応援、雰囲気に憧れて、『彼らのようになりたい、俺もレッズを応援したい』という子供たちに、本当に、俺たちのようにやってくれよという姿を見せられているのでしょうか」と問いかける場面も。その上で「1つのことでそういうことが失われてしまう。皆さんが一生懸命積み上げたものがなくなる、壊してしまうのは簡単だと思う。こういうことがあった後が大事だと思う」と、今後の再発防止策などの重要性を強調した。
クラブ側についても「こうなる前にもっとやれたことがあったと思う。今まで曖昧にしてた部分ではっきりNOと言えなかったのはクラブ側の責任だと、現役時代も感じていた」と言及。敗戦後にサポーターがチームバスを囲んだことにも触れ「ふがいない試合をすればサポーターの方が選手に伝える、ためこんだものを発散させる機会が必要だったかもしれない。意見を伝えたい、聞いてほしいという思いがなかなか実現できなかった。お互いに解決策を見つけられずに過ごしていたと思う」と振り返った。
ACLを3度制覇し、昨年はクラブW杯にも出場。浦和は熱狂的なサポーターとともに成長を遂げてきた。
阿部氏は「ACLを取った時など、1つになったのかなとも思ってます。でも、本当の意味でまだまだ1つになりきれていない部分があると思う」と言及。クラブ、サポーターが1つの方向に向かって進むことについて「難しいですよね…、だって多くの人がいるんだもん。だけど、良くなるという目標は絶対に忘れないでほしいと思う。ゴールや過程は違うと思うけど、皆さんが目指すもの、浦和レッズの姿はみんな一緒だと思うので、これからもサポーターの方とクラブと、ダメなものはダメ、仲間がミスしたら二度とミスが起きないようにサポートするのがチームプレーだと思う。浦和に関わる全ての方が1つになって、さらに大きくなるレッズを見られるのを、今は周りから見てますし、アカデミーでそういう選手が加われるようにサポートしていきたい。今後もレッズへのサポートをよろしくお願いします」。感極まりながら参加者へ訴え、会場から拍手が起こった。
◆風が語りかけます レッズ本スレ◆
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/wc/1708012661/