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【モンテ】「ガンバの３冠阻止して」選手へ激励　山形・サンクスパーティー

　「喜びを分かち合えてうれしい」「天皇杯も頑張って」―。山形市内で8日夜に開かれた、サッカーＪ2・モンテディオ山形の「サンクスパーティー」。サポーターへの支援に感謝する集いだが、7日のプレーオフ（ＰＯ）決勝で千葉を破り、Ｊ1昇格を決めたばかりとあって、サポーターからは選手たちへの祝福と感謝の声、天皇杯決勝（13日）に向けた激励の言葉が相次いだ。

　シーズンシート会員が対象で約190人が参加。株式会社モンテディオ山形の高橋節社長が「皆さんの熱い声援のおかげでＪ1昇格を手にできた」と報告。石崎信弘監督は「Ｊ1昇格はスタートライン。天皇杯決勝も諦めない気持ちを持って戦う」と意気込みを語り、吉村美栄子知事が「多くの人が喜んでいる。天皇杯の賜杯を山形に持ち帰ってほしい」と激励した。

　パーティーは立食形式で実施。選手のスパイクなどが当たる抽せん会も開かれた。乾杯の音頭を取ったＤＦ石井秀典選手は「試合に出られない選手が必死に努力し、切磋琢磨（せっさたくま）してきたからこそ昇格できた」とチーム力を強調、ＧＫ山岸範宏選手は「サポーターと笑顔で会うことができてうれしい」と勝利を喜んだ。

　サポーターの思いも同じだ。河北町西里、農業後藤登美夫さん（44）は「Ｊ1昇格を現地で味わい、またこうして選手と一緒に喜びを分かち合えてうれしい」、天童市久野本1丁目、無職荻野勝子さん（68）は「ＰＯ決勝が気になって美容室にラジオを持ち込んだ。試合に出ていない選手も含めて全員で勝ち取った昇格」と振り返る。

　天皇杯決勝では、Ｊ1優勝、ヤマザキナビスコ杯を制したガンバ大阪と戦う。米沢市花沢町、米沢一中2年高橋唯菜さん（14）は「絶対に勝ってガンバの3冠を阻止して」、天童市川原子、福祉施設職員阿部憲昭さん（34）は「天皇杯決勝でガンバに勝てたら最高」と話していた。

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モンテディオ山形の選手たちにサポーターから祝福と激励の声が相次いだ＝山形市・パレスグランデール
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