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アーセナル土壇場で追いつく。3位フィニッシュが濃厚に
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終始ゲームを支配するも、ユナイテッドは決めきれず

プレミアリーグ第37節。オールド・トラッフォードでは、今シーズン最後のビッグマッチ、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルのゲームが行われた。現在4位と3位の対戦ということで、来季のCLストレートインを懸けた戦いとなった。

ユナイテッドはルーニーが太ももを傷めて欠場。キャプテンマークは、なんとクリス・スモーリングが巻く。最前線にはファルカオが入った。一方のアーセナルは、ヴェンゲル態勢初の6試合同じスタメンで臨んだ。

オープニングシュートはユナイテッド。左サイドの斜め45度から、ヤングがミドルを放つ。9分にもファルカオが最終ラインの裏をとって抜け出すなど、ユナイテッドは良い形で試合に入る。

14分にはボックス手前でマタが倒され、フリーキックを獲得。マタが自ら蹴ったキックは枠を捉えるが、オスピナが正面でがっちりキャッチする。

22分にはアーセナルにチャンス。メルテザッカーからの長いパスがジルーに収まりかけるが、ジョーンズがなんとか抑えて決定機にさせない。

そして30分にはユナイテッドがゲームを動かす。左からヤングがクロスを上げると、大外で合わせたのはエレーラ。中央のフェライニに気を取られていたアーセナル守備陣はエレーラに対応できず、フリーで打ったボレーはニアを抜いてネットに突き刺さる。

39分にはマタが抜け出し、ふわりとしたボールをファルカオに送る。ここは決めきれないが、終始ペースを握るユナイテッド。後半40分を過ぎても、アーセナルにシュートを許さない。ピッチを大きく使ったボール回しでアーセナル守備陣を間延びさせ、押し込んでゆく。45分にはフリーキックからのサインプレイでブリントがシュートに持ち込むが、味方のスモーリングに当たってしまいゴールならず。前半は圧倒的にユナイテッドが支配し、1-0で折り返す。

6割以上のポゼッションを許し、前半はシュートを1本も打てなかったアーセナル。52分にようやくサンチェスがシュートを放つも、大きく枠を越えていく。得意のショートパスでの繋ぎが見られず、一発裏を狙っては跳ね返される単調な攻撃が続き、ペースをつかむことができない。一方ユナイテッドは、61分にファン・ペルシを投入。古巣との対戦に臨む。

63分にはようやくアーセナルにビッグチャンス。ゴール前でボールを受けたジルーがうまく入れ替わり、右足でゴールに押し込もうとするも、デ・ヘアが足を伸ばしてセーブ。ゴールを許さない。

アーセナルは70分、右サイドで裏をとったラムジーが抜け出すも、ロホのカバーによって得点はならず。直後、ベジェリンとカソルラを下げてウィルシャーとウォルコットを送り出す。ユナイテッドも、直前のプレイでデ・ヘアが負傷。バルデスが急きょプレミアデビューを果たす。

すると81分、ゲームが動く。右サイドで長いパスを収めたウォルコットが仕掛けクロスを入れると、ロホに代わって入ったブラケットの足に当たり、ゴールへ飛び込む。これが結果的にはブラケットのオウンゴールとなり、アーセナルが同点に追いついた。

息を吹き返したように次々とゴールに迫るアーセナル。エジルのクロスに合わせたジルーのシュートは、サイドネットへ。ユナイテッドも88分にフェライニの折り返しにファン・ペルシが合わせるシーンもあったが、シュートは枠を大きく越える。

勝ち点1でも悪くはないアーセナルは、フラミニを投入して逃げ切り態勢。アディショナルタイム5分も両チームは得点を挙げることができず、今シーズン最後のビッグマッチは結果1-1のドローで決着。ユナイテッドは、ここで勝ちを挙げられなかったことで、3位フィニッシュが遠のいてしまった。

［スコア］
マンチェスター・ユナイテッド1：1アーセナル

［得点者］

マンチェスター・ユナイテッド：エレーラ（30）

アーセナル：オウンゴール（81）

【Gunners】 Arsenal F.C.【part905】
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