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ミランのムードは高まっている。だからこそ、シニシャ・ミハイロビッチ監督はチャンピオンズリーグ（CL）出場権を獲得できると信じているのかもしれない。

MF本田圭佑が初得点を挙げ、セリエA前節ジェノア戦を制したミランは、順位こそ６位のままだが、インテルやローマといったライバルとの差を縮めつつある。CL出場ラインとなる３位フィオレンティーナとは勝ち点６差だ。

ミハイロビッチ監督は１８日のイベントで、CL出場に向けてさらに勝利を重ねたいと述べた。イタリアメディアがコメントを伝えている。

「試合ごとに考えていこう。前半戦は望んだようにいかなかったが、我々は選手たちを代え、働き方を変え、バランスとまとまりを見出した。今は前にいるチームたちより良い調子だ。３位でフィニッシュしたい。最初に勝ち点を落としたし、難しいことだが、我々が３位に入ることは可能だ」

シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は、監督の進退は結果次第という姿勢を変えていない。ミハイロビッチ監督はそれが当然だと話している。

「誰もが結果次第だ。結果を出せば優秀で、出せなければ無能だ。だが、私は来年のことを心配していない。今季のことを考えている。胸を張って前進するよ。サッカーを知っている人は、１年間の仕事を見ているものだ。我々は成長しており、３位に入るために全力を尽くす」

１６歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマを起用した功績をたたえられるミハイロビッチ監督は、イタリア人選手の登用が重要だと述べつつ、MF本田圭佑ら外国人選手たちの活躍も喜んでいる。

「ドンナルンマは私が見出したわけじゃない。ここにいた選手だ。優秀な若手は登用しなければいけない。どの試合でもイタリア人選手が７、８人いるのはウチだけだ。もちろん、そのうえで、（カルロス・）バッカや本田、アレックスなど優れた外国人選手たちがいる。彼がいることに満足だよ」

ミランは次節でナポリと敵地で対戦する。ユヴェントスとの天王山に敗れ、首位から陥落したナポリは、巻き返しに意気込んでいるだろう。だが、ミハイロビッチ監督は

「ナポリ戦でも自分たちの試合をしたい。ナポリはユーヴェと並んでリーグ最高のチームだ。我々にとって難しい試合となる。だが、それは彼らにとっても同じだ。我々を倒すのも簡単じゃないよ」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160219-00000006-goal-socc